どのくらい得なのか

太陽光発電システムについてよく耳にするワードに「余剰電力買取制度」というものがあります。
これは太陽光発電によって発電した電力のうち、自宅で使い切ることのできなかった電力余剰分を電力会社に買い取ってもらうシステムのことです。
太陽光発電導入の際には「売電によって将来的に設置費用を回収できる」とも言われますが、実際にはどの程度の期間で費用を回収することができるのでしょうか。
現在、住宅一戸あたりの太陽光発電システム設置にかかる費用は220万円前後です。
設置には国や地方自治体から補助金を受けることができ、その額は平均で40万円から50万円ほどなので、実質的な設置費用は180万円ほどとなります。
次に発電量の問題です。
家庭用の太陽光発電システムの発電量は4kWのものが多いので、年間の発電量は4500kWほどになります。
この場合、自宅の光熱費を年間で10万円ほど節約することができるので、計算上は18年で設置費を回収できる計算になります。
しかし、太陽光発電システムの場合は先程も言ったように売電することでも費用を回収することができます。
売電による収益は余剰電力量と電力買取価格によって決まります。
まず余剰電力量ですが、これは家族構成や省エネ意識の高さになどにより異なります。
一般的な家庭の余剰電力量は発電量の2割程度なので、およそ1000kWを売電することができます。
電力の買取価格は1kW当たり42円となっているので、年間で4万円ほどになります。
これによって、一般家庭では光熱費の節約分と売電分を合計して12年から15年ほどで元が取れる計算になります。
ただし、電力買取価格については注意が必要です。
電力買取価格は2011年度が1kWで48円、2012年度が1kWで42円となっています。
これは非常に高い水準です。
しかし、今後この電力買取価格は下がっていくものと考えられます。
買取価格が増えれば、当然設置費用を回収するまでの期間が延びてしまいます。
買取価格は10年固定制度となっていて、今年中に太陽光発電システムを設置すれば、今後10年間は今年度の買取価格(42円)で買い取ってもらえます。
ですから、太陽光発電システムの設置を考えている方は今年度中に設置したほうがお得でしょう。



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